大手小売企業6社 ESG・SDGs 2021年5月 PRランキング
近年、ESGについてPR・広報の重要性が高まっています。
しかしながら、先行している欧米に対して日本はESGの取り組みが遅れていると言われており、今後底上げが期待されています。（出典：財務省資料）
企業価値の創出や投資家に向けた効果的な情報発信に取り組むためには、自社と他社のPR状況を把握することが重要です。
3000の国内主要WebメディアをAIを活用してモニタリングする弊社PR分析サービス「Qlipper」を使用して、国内の大手小売企業のESGに関する記事を集計しPRランキングを作成しました。
記事数、仮想PV数もユニクロが圧倒的に1位ですね。ウイグル問題に関連した記事や、アメリカにおける製品輸入差し止め等、社会分野での記事が多くありました。
「ESG」「SDGs」などの大きいキーワードで抽出された記事です。
下記の項目別記事は、例えばE（環境）では「気候変動」「水利用」など、個別のキーワードで抽出された記事を集計しています。
環境、社会、企業統治の各項目ランキングの前に、日毎の記事数の変遷と特徴的な記事についてご紹介します。
■最も仮想PV数が高かった記事（全記事中）
中国「いじめだ」 米国のユニクロ輸入差し止めに… https://news.yahoo.co.jp/articles/61ea24e0495a76f5155190b45a58856ae626ea5d
Yahoo!ニュース 記事発見日：2021-05-20
仮想ページビュー 5,039,237 pv Qlipper指数：28.42 point
ツイート【2,955】：RT【4,073,875】：いいね【2,559】：フォロワー【3,631,491】
■最もツイートされた記事（全記事中）
中国「いじめだ」 米国のユニクロ輸入差し止めに… https://news.yahoo.co.jp/articles/61ea24e0495a76f5155190b45a58856ae626ea5d
Yahoo!ニュース 記事発見日：2021-05-20
仮想ページビュー 5,039,237 pv Qlipper指数：28.42 point
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以下、弊社PR分析コンサルタント遠藤による所感です。
総合順位を見ると、4月に続き記事数、仮想PV、Qlipper指数のいずれもユニクロが圧倒的な1位。2位と3位の並びも、4月と同じくイオンとセブン‐イレブンが占めている。
ユニクロは引き続きウイグル問題が取り上げられており、「社会」分野で記事が大量にあった。とくにアメリカの製品輸入差し止めの報道が影響している。また、女性用下着の自主回収も暗い話題として確認されている。他方で、自社からは五輪代表などのウェアをサステナビリティにからめたかたちで発表し、記事として明るい論調で広く取り上げられた。
イオンは「環境」分野でプレスリリースを出しており、そこでの記事数と指数は1位となった。セブン‐イレブンも「環境」でユニクロを上回った。また、他社よりも「企業統治」の記事が多くあったことが5月の特徴。いわゆる「物言う株主」のバリューアクトによる株式保有の報道や、女性執行役員の比率を30%とする目標設定などの話題で記事があったことが影響した。
ドン・キホーテとニトリに目立った発表はなく、4月より各種数値が減った。
■各企業まとめ
今回のレポートは以上です。
ESG・SDGsについて30以上の項目に分類し、記事露出を計測して企業のPR・広報を評価しております。業界業種にこだわらず効果測定することが可能ですので、もし興味ある企業や業界がございましたらメッセージからリクエストください！
また、毎週火曜日にセミナーを開催しています。より詳細なレポートを配布しています。
ESG・SDGｓセミナーのご案内
qlipper-seminar.com
株式会社クロス（https://www.cross-fd.co.jp/）と協業して、ESG・SDGsコンサルティングも行っております。ご興味がありましたらお気軽にお問い合わせください。
