BIを理解してデータドリブンな広報PRになろう!


こんにちは!株式会社トドオナダの白石です。広報PR向けのデータ提供をする会社です。

BI(ビジネスインテリジェンス)という言葉を最近よく見かけるようになりましたが、このBIとはどのような意味かご存知でしょうか。

BI(ビジネスインテリジェンス)の意味

BIとは、企業が蓄積したデータを分析し報告することで経営判断や様々な領域で活用することです。

なんだ、当たり前じゃん、と思うかもしれません。その通りBIの考え方自体は古くからあります。

これまでのデータは分散されて蓄積されていることが多く、例えば売上データはマーケティング、会計データは経理、カスタマーサポート履歴であればCRMといったように各部署で収集されていました。そこからExcel等表計算ソフトを使用して担当者がデータ分析していたのが一般的です。バラバラだったんですね。

BIツールは分散されていたデータの一括管理し分析できます。

そしてそのデータは見やすく可視化されます。

プロジェクトに携わる人であれば、担当者のデータ集計を待つことなくリアルタイムでデータ確認ができるようになりました。

BIに基づくデータ活用で、ビジネスの効率を格段に向上してくれます。

なんで今更データ活用?

2000年頃からERP(統合基幹業務システム)を使って、企業のリソースを集約して管理しよう、というニーズが高まります。効率的な経営を求める企業が増え、一緒にデータを分析するBIツールが進化してきました。

また、IFRS(国際会計基準)の対応や、MA(マーケティングオートメーション)の対応、ハードウェアの進化といったトレンドがあり、BIツールの普及を後押ししてきた背景があります。

データのクラウド化も理由の一つです。データの収集から分析まで、サーバー側でできるようになりました。BIに基づいてデータ活用しようとすると大きなコストがかかりましたが、クラウド化によってコストが下がり、多くの企業でBIツールの導入が可能になります。

今までは、きちんとデータ活用したくてもなかなかできなかったのですね。

効率的な経営を求める企業ニーズと、コストダウンからBIが拡大している理由です。

広報PRにおけるBI

広報PRではBIにどのように向かい合うべきでしょうか?

様々なデータ活用があるかと思いますが、ここでは一般的なデータドリブンPDCAサイクルにあてはめますと

①広報PR戦略を立てる

②KGI、KPIを設定する

③プレスリリース、プロモーションなどの施策を行う

④自社、競合、製品など、広報PR効果測定を行う

⑤広報PR領域のデータを抽出する

⑥データ分析から、KPI進捗確認や改善を行う

⑦随時データ共有を行う。①に戻る

このような流れになります。

そして、④から⑦までが大きくBIに基づくデータ活用ができる領域です。

特に④効果測定が重要で、メディア掲載数など広報PR活動の基礎的なデータになるもので、広報PRは自社情報だけでなく業界や競合についても把握しておく必要があります。データ活用は今後広報PRでも必須の業務になります。

また、忘れられがちなのが⑦データ共有で、リアルタイムで報告して各部署とコミュニケーションを取って業務に活かすことがBIデータ活用のポイントです。

たとえば、掲載数、取材問い合わせ数、ポジティブネガティブ記事比率、競合との掲載差などは広報PRだけでなくプロジェクト全員で共有すべき数値です。

逆に、サイトPV、UU、資料請求やWebから問い合わせ数など、マーケティングやWebに関連する数字は、広報PRからも確認して取りに行きたいデータです。

KPI、KGIの作成や適正化にも、上記データは役立ちます。

BIからPRCAがまわせれば、それはもうデータドリブン広報PRと言えます!

まとめ

BIというと、経営企画部やマーケティング部のような一部署が使うものというイメージがあるかと思いますが、その本質はデータの収集、管理、報告であるため、広報PRも活用すべきです。BIというとダッシュボードを想像してしまいますが、それだけではないのですね。もちろん、BIツールは使えた方が良いです!

今回は一例として広報PRのPDCAにBIをあてはめてみました。

BIを理解して、データドリブン広報PRになりましょう!

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