広報×コホート分析で毎日の運用をチェックしよう


広報PRでコホート分析を使うと、メディア露出の定着率を追いかけやすくなります。

コホート分析とは、ユーザーの行動をグループ化して、指標ごとに数値化して分析することです。

もともとは心理学の分析方法ですが、マーケティング分析の手法としてビジネスに定着しました。

この分析を使用して、毎日の運用をチェックしましょう。

広報×コホート分析のやり方

①プレスリリース転載や記事化、取材数など、ユーザーの行動としてグループ化します。

例えば、採用広報であれば、募集広告や社長取材記事の転載など、採用に関わるようなメディア露出や、フォームからの問い合わせがそれぞれグループになりますね。

広報の目的によってグループ化する内容とグループ数は変わります。

②分析する期間を決めます。

プロジェクトごとやプロモーションごとに分けて分析する必要があります。

③期間をX軸、グループ化をY軸でグラフ化して、分析する

コホートサンプル
コホートサンプル2

上記サンプルをコホート分析します。

プレスリリースを打った1日目から3日後にメディア露出と問い合わせどちらも半分になりました。

減少するタイミングを把握することにより、プレスリリースの効果を最大化することができます。

上記グラフだと、ユーザー行動であるメディア露出や問い合わせ数を半分以下にならないようにするには、3日目にアクションを起こすことが有効だとわかります。

8日目に少し増加が確認できるので、なにか有力なメディアに記事化されるなど、要因が探れます。

また、メディア露出と問い合わせの減少スピードは異なっていることがわかり、問い合わせの方が早くゼロになりますね。KGIを問い合わせに置いた場合、メディア露出とは別の周期でアクションが必要ですね。

まとめ

広報活動の改善には、ただメディア露出だけを追いかけるのではなく、アクションが有効な期間を把握する必要があります。ユーザー行動と定着率を把握することは、プレスリリースだけでなく様々な広報アクションに展開できます。

日々の運用をコホート分析してチェックを行い、データドリブンで効果的な広報活動につなげていきましょう。

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■株式会社トドオナダについて

2020年1月創業。株式会社トドオナダは広報・PR活動を本気でHACKします。日本のPR市場は、年々成長しています。しかし、視野が狭くなりがちな目標設定や、レガシーな効果測定方法など、デジタル化が進んでいるとは言えません。私達は、このような課題をDXすることで、解決いたします。
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